幸呼来Japan×KUON

"幸呼来Japan × KUON" 裂き織ワークショップ

こんにちは、長谷川です。
昔からKUONと一緒にモノつくりをしている、幸呼来Japanさんにご協力をいただいて"裂き織を体験してみよう"と、店頭にてワークショップを開催しました。

岩手県盛岡市から代表の石頭氏がこの日のために、足を運んでくれるという贅沢なワークショップ。

参加していただいた顧客様からは、『裂き織のアイテムを購入したことはありませんが、今後買ってみたくなりました』や『今後KUONの裂き織を見る目が変わります』という言葉をいただいたり、『改めて裂き織の魅力を知りました』と裂き織りのラグを購入されたお客様がいらっしゃったり、とても深い1日でした。

ということで、ワークショップの様子や、裂き織の小話などをはさみながらご紹介していきます。
以前に、ビンテージの裂き織りについてもブログでご紹介しておりますので、併せてご覧ください。

それでは行きます!

幸呼来Japan

幸呼来Japan×KUON

株式会社 幸呼来Japanの石頭氏

2011年9月に設立された『株式会社 幸呼来 Japan』。
『幸呼来』は『さっこら』と読みます。これは、岩手県の伝統的なさんさ踊りの『サッコラ~チョイワヤッセ』というかけ声からとったもので、『幸せは呼べばやって来るよ』という意味。
当時、東日本大震災で大きく傷ついた東北、そして日本に幸せが来るようにという思いが込められています。

更に、幸呼来Japanさんで織られている裂き織は、障がい者さんとのプロジェクトで生産、商品展開を行っております。

幸呼来Japan×KUON

KUON 17SSの裂き織キャップ、裂き織カーディガンも幸呼来Japanさんによって織られた裂き織を使用して制作されました。
22SSでは裂き織のアイテムはありませんでしたが、22AWでは裂き織を贅沢に使用したアイテムがいくつか入荷予定です。お楽しみに!

DANBOLOOM

幸呼来Japan×KUON

顧客様に裂き織を織っていただいた織機。
裂き織を広めるために、誰にでもすぐに織ることが出来る織機として、3年をかけて開発されたDANBOLOOM(ダンボールの織機)です。

今回は、DANBOLOOMを使って裂き織コースターを制作していきます。

先ずは、織機を組み立てていきます。

幸呼来Japan×KUON

次にタテ糸を織機に巻いていきます。

幸呼来Japan×KUON

ストッパーになる横糸を織機に巻き付けます。ここまでは、皆様スムーズです。ですが、まだ皆様も私も出来上がりの絵が想像つきません。

幸呼来Japan×KUON

織機の準備が出来たらコースターの生地選びです。
さんさ踊りで使用した着物を裂いた生地をご用意していただきました。

本当は生地を裂くところからが裂き織らしいのですが、裂くところからやると1日以上かかるそう。。。

ちなみに私は皆様の作業を見ているだけだったので、この辺りからとてもやりたくなってきていました。

幸呼来Japan×KUON

生地を選んだら、杼という緯糸を通すための道具へ生地をセッティングします。

幸呼来Japan×KUON

幸呼来Japan×KUON

この辺りから難易度が上がってきて、皆様苦戦しながらも黙々と織り進めていきます。(私が話しかけても、皆様集中していてなかなかお話をしてくれません。)少しずつ完成の絵も見えてきました。

『楽しくて集中しちゃいました』という声を後々いただけたので良かったです。

幸呼来Japan×KUON

コースターの形が出来上がってきました。
最後に織機から取り外して両サイドを玉止めしていきます。
ココが一番の難関!

幸呼来Japan×KUON

そして、完成品がこちら。
丸っぽい形のモノがあったり、生地の厚さが異なったり、それぞれの個性があって、手織りならではの味があります。

石頭さんいわく、裂き織にはその人の性格も出るそうで『なるほどな~』と納得しました(笑)

お忙しいところ時間を割いてご参加いただきありがとうございました。

今後もワークショップは開催する予定なので、次回をお楽しみにしていてください。

幸呼来JapanとKUONの出会い

幸呼来Japan×KUON

『幸呼来JapanさんとKUONの出会いってどういった経緯だったんですか?』と気になっていたのでワークショップ時に聞いてみたところ、代表の藤原とデザイナーの石橋が全く同じタイミングで、幸呼来Japanさんの裂き織について気になっていたらしく、すぐに石頭さんに連絡をして喫茶店で会ったそうです。

そして、17SSから今に至るまで、関係が続いています。
ただ一緒にモノを作るって関係以上に、情熱とか、心のつながり的なモノが強いのかな…
と、石頭さんのワークショップを通して感じることが出来ました。

最後までありがとうございました。

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