今回のPop-Up Storeに合わせて、2024春夏コレクション第4弾を発売します。
また、通常は直営店でしか手に入らない商品も販売します。
【直営店限定商品】
さらには、貴重な古布を使用したシグネチャーコレクションも。
【シグネチャーコレクション】
そして、週末には刺し子職人による刺し子の実演と、お買い上げ商品にワンポイントの刺し子を施すカスタムサービスを実施いたします。
最新コレクション、直営店限定商品、シグネチャーコレクションとKUONのすべてを大阪で御覧いただける機会です。是非足をお運びください。
直営店店長、長谷川がお待ちしております。
期間:3/13(水) - 3/19(火)
場所:阪急メンズ大阪 5F ガラージュ D.エディット
大阪府大阪市北区角田町7番10号
営業時間:平日 11:00〜20:00
土・日・祝 10:00〜20:00
<刺し子実演・カスタムイベント>
期間:3/16(土)および3/17(日)
※17(日)は、10時~15時
KUONのクリエイションを支える大槌刺し子の職人による刺し子実演。お買い上げで、その場でワンポイント刺し子サービスを行います。
※ポップアップに伴い、KUON Flagship Storeは、3/10(日) - 3/22(金)の間、臨時休業とさせていただきます。また、オンラインストアの配送にもお時間をいただきます。ご不便をおかけいたしますが、予めご了承いただけます様、お願いいたします。
]]>ナイロンと言えば『シワシワのやつですよね?』と、言うぐらい私の中では生活に溶け込んでいるKUONのシワシワナイロン。ナイロンがツルツルしていることを忘れてしまうぐらい。。。
そしてまだ、皆様の生活にKUONのシワシワナイロンは溶け込んでいないはず。
シワシワナイロン最高なので、皆様の生活にも溶け込んでもらえたら嬉しいです。
(シワシワナイロンのデザインも素敵なのですが、ナイロンの機能を向上させていて本当に良いのです!)
ナイロンと言えば、
皆様思い浮かぶのはスキーウェアとかウィンドブレーカーで使用される、上の写真の様にツルツルしたものだと思います。
今でこそKUONのシワシワナイロンに侵されていますが、私も以前はこちらのツルツルしたものこそナイロンだと信じていました。
ナイロン生地は、摩擦に強く、耐久性もあって、軽くて、扱いやすいので、洋服からバッグまで幅広く使用されている万能生地。
それでは、そんな万能生地をシワシワにした、KUONのシワシワナイロンを見ていきましょう。
こちらがKUONのシワシワナイロンで、何度も書きますが私の中では『ナイロン=シワシワナイロン』
和紙や着物のちりめんの様な表情をもったシワシワナイロンをKUONでは『塩縮ナイロン』と呼びます。
塩縮ナイロンについて簡単に解説しますと、、、
ナイロンの繊維を特殊な薬品で膨潤させて、糸に膨らみを持たせることで繊維の体積を増やし、生地を縮ませ目が詰まった風合いを付与。さらに、生地を揉みこんで表面に凹凸を出す加工を施したもの。揉みこむことで毛羽感が生じて、ナイロン生地には珍しい"ぬめり"があるのも特徴です。
難しいですよね。。。要は特殊な技術で縮ませて、表面を凹凸させる加工を施したナイロン生地です。
Mesh Lined Salt Shurunk Nylon Coat
塩縮加工されたナイロン生地は、縮んで目が詰まるので通常のナイロンよりも丈夫になるし、防風性、撥水機能が向上します。そして、凸凹させることによって肌に当たる面積が小さくなり、肌に張り付くこともありません。なので、6月から7月の梅雨時期のレインコートとしても活躍するアイテム。
ちなみに、先日の東京を襲った大雪の日にも塩縮ナイロンのコートが活躍しました。
Salt Shurunk Nylon Coaches Jacket-Sakiori-
さらに、ナイロン生地はシワがつきやすく、取れない。。。塩縮加工で最初からシワシワにしてしまえば、シワを気にしないで着用できて、もっとアクティブになれます。
『ナイロンをちりめんや和紙の様な表情にさせるだけでも、面白いなぁ』と、思ってしまいましたが、それだけではありません。
『伝統×化学の融合』をご覧ください。
Salt Shurunk Nylon Coaches Jacket-Sakiori-
裂き織り×塩縮ナイロン。
Salt Shurunk Nylon Shorts-Boro-(3月上旬発売予定)
ボロ×塩縮ナイロン。
昔の人々のモノを大事にする精神性から生まれた、伝統的な裂き織りと襤褸に現代の化学技術が融合。
正反対なモノ同士の融合の意外性が面白いし、何よりカッコ良いから成立しています。
KUONのシワシワナイロンの機能性、デザイン性、意外性。是非お楽しみください。
最後までありがとうございました。
本日ご紹介した、塩縮ナイロンアイテムはこちらから。
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第2回ブラックデニム経過観察の時間です。第1回はこちら。
購入から4カ月経過した表情の変化を見ていきましょう。
それでは早速!
だいぶスレ、アタリが出てきました。腿にはうっすら『ヒゲ』らしき凹凸も。
スレの激しい右ポケットに何を入れているか、ご想像におまかせします。
ひざ裏にはいい感じに「蜂の巣」っぽい凹凸が出ています。
膝の内側もスレています。しゃがんだときに擦れるんでしょうか。
裾のロールアップ部分はかなりダメージが。。。
ポケットの角部分はやっぱりスレが激しいですね。ちなみに、ヒップポケットの下半分は補強が入っているので、財布やスマホを入れる方も安心です。
牛革パッチもいい感じによれてきました。
薄っすらですが、セルビッジのアタリも見えてきました。
さてさて、2ヶ月前はというと、こんな感じでした。
↑左が新品、右が4ヶ月着用したもの
↑左から、新品、2ヶ月後、4ヶ月後
並べるとわかりやすいと思いますが、ところどころ経糸の芯の白い部分が見えてきたり、伸びた部分と縮んだ部分があったり。。。デニムらしいエイジングが楽しめています。
経過観察にお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、また2カ月後に。
経過観察中のデニムはこちら。
13.5oz Black Selvedge Denim Trousers -Regular Fit Straight-
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2023秋冬コレクション、2024春夏コレクション2シーズン連続で登場している組紐。普通の紐と何が違うのか?調べれば調べるほど奥深い。
今回は組紐について書いていきます。
そもそも、紐は大分すると3種類あることはご存知ですか?
撚り紐、織紐そして組紐。組紐についてはたっぷりと後述するので撚り紐と織紐について簡単にご紹介します。
撚り紐とは、読んで字の如く、撚りを掛けて作られる紐です。原始的なつくりから、もっとも歴史の古い紐だと考えられています。伸縮性が低く、強度が高いため、綱として使われることも多いです。
しめ縄や相撲の化粧廻し、綱引きの綱などで目にしたことがあると思います。
織紐も読んで字の如く、経糸と緯糸によって織られた紐です。世界で最も幅の狭い織物としても知られる『真田紐』が有名ですね。
こちらも伸縮性の低さが特徴で、茶道具を入れる木箱を結ぶためや、刀や武具を締めるに用いられたそうです。家紋のように独自の織柄があり、それによって誰の持ち物か判別できたそうです。
3本以上の絹や綿糸を組んで作る紐。編物や織物といった生地を制作する技術の一種で『組物』と分類されます。先述の2つと異なり、伸縮性の高さが特徴です。
手組みの組紐は工芸品として高い評価を得ている傍ら、機械組みの組紐や組み方は数多くの先端技術にも応用されています。医療機器や工業製品など様々な製品に導入され、わたしたちの生活を影で支えてくれています。あなたも知らない間に『組紐』のお世話になっているかも。
組紐には、四角に組む『角打紐』、リボンの様に平に組む『平打紐』と丸状に組む『丸打紐』の3種類に大きく分けられます。さらにその中でも、組む糸の本数で細分化されていきます。
写真は今季のKumihimo Hoodie のBlack。黒糸と光沢ある銀糸で組んだ『丸打紐』です。異なる糸を組んでいくことで、紐に規則的な柄が出来てデザインのアクセントとして楽しめる組紐。ちなみに光沢感のある銀糸は、扱いが難しくて組んでいくのにひと苦労だそうです。
デザインのアクセントとして一役買っている組紐は、日本の伝統的な工芸品。しかも、約1300年前の奈良時代には日本に根付いていた歴史があるようです。
青森県の三内丸山遺跡から植物を使った五つ組の断片が出土したことから縄文時代には存在していたようです。そして、正倉院や法隆寺に組紐が保管されていることから、約1300年前の奈良時代には人々の生活に根付いていたと思われます。平安時代には貴族の正装に使われており、美としての用途で使われておりました。
その後、侍の時代には、刀の柄巻(グリップ)や下げ緒(帯に刀を縛る)として使用されました。また、その実用性もさることながら、刀を美しく見せるための役割も担っていました。そのため、『用と美』を兼ね備えた組紐の人気は高まったそうです。
近代では『結びやすく緩みづらい、しかし、解くときにはほどきやすい』という特徴を生かして、着物の帯締めなどでも使用されてきました。先に述べたように、現代に於いても組紐は『用』と『美』を兼ね備えた唯一無二の伝統工芸品として重宝され、さらには様々な技術に応用されています。
KUONの組紐フーディにおいても、柄の様に組まれた組紐は結んでフードがずれることを防ぐ『用』と、装飾性ある『美』を兼ね備えています。
最後に、私が3回以上見ているアニメ映画「君の名は。」には、重要なアイテムとして組紐が出てきました。
「君の名は。」を見ていない方のためにも簡単に説明すると、今を生きる東京の少年と3年前の時間軸に生きる田舎の少女が入れ替わる話。
今と3年前を入れ替わりながら行き来するのに追いつけず、私は3回以上見てやっと内容を理解しました...ストーリーはもちろん、日本の伝統を感じられる場面があり面白かったです。あと、普通は1回で理解できると言われています。笑
映画の中で組紐にまつわる素敵なことを言っていました。
寄り集まって形を作り、捻じれて絡まって、時には戻って、途切れ、また繋がり。
それが"組紐"。
それが時間。
それが結び。
糸を繋げることも結び。人を繋げることも結び。時間が流れることも結び。
全部神様の力や。
組紐には目に見える結びもそうですが、流れてきた時間や人々の想いや伝統、様々な人とのご縁、目に見えない大切なモノを繋ぐ役割を担うという願いが込められているそうです。
デザイナーの経験、培ってきたものやアイデアがデザインとなり、職人さんや工場さんが形にして、それを皆様が着て洋服になって...繋がってますよね?
色々書きましたが、純粋に『お洒落な紐が付いたフーディだなー』で手に取っていただく。これもご縁だと思います。
そして、組紐や伝統技術に興味を持っていただく。そんな風にご縁をつないでいけたら素敵ですね。
最後までありがとうございました。
本日ご紹介した商品はこちら。
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こんにちは、長谷川です。
2024春夏コレクションが立ち上がってから、お店に遊びに来ていただいた皆様から、このような質問をたくさん受けます。
今回は皆様の疑問を解消、スッキリしてもらいます。
2024春夏コレクションを深掘りした、ハレとケのブログでもチラっと登場したこちらの浴衣。店頭でもたくさんの方が疑問に思っているようで、ブログを読んでいただいた方々も同じような疑問を抱えているはずです。
こちらの浴衣の正体は、
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盛岡さんさ踊りでイオンさんのさんさ踊りチームが着用していたた浴衣です。さんさ踊りはデザイナーの故郷の一大イベントなので、今度じっくりとご紹介しますね。
『浴衣の正体はわかっていただけました?』
いや、まだ疑問は解決していないはず。
こちらの浴衣、薄目で見ると何か見覚えのあるものに見えてきませんか?
正解は、
・
・
・
・
・
そう、今季の裂織です。
今季の裂織はさんさ踊りで着用された着物を使用しております。毎度ながら裂織についてはこちらから。
なぜ薄目で見てもらったかというと、デザイナー曰く、裂き織りする際、裂く前の生地を薄目で見ると、織り上がりイメージががわかるそうです。
私は全くイメージが出来ませんが 笑。しかし、織り上がった裂織生地ともとのイオンの浴衣、両方を見比べるとなんとなく繋がります。
これで、浴衣の謎は解けてスッキリしましたか?
いや、
最後の疑問、『KAWATOKU(かわとく)・・・?』について。
株式会社川徳(かわとく)は、岩手県盛岡市に本社を置く百貨店で、創業150年以上続く老舗です。川徳本店の「パルクアベニューカワトク」は地下1階から地上8階まである盛岡の巨大百貨店です。
海外の旅行客まで知っているイオンと比べると知名度は劣りますが、岩手の様々な名産品を扱っていて、盛岡の人々や旅行客から愛されている百貨店です。こういった地域密着型の百貨店って今や絶滅危惧種ですよね。
デザイナーの地元が誇る老舗百貨店、いつかは出店。。。勝手なことを書いたら怒られますね。
もちろんこちらの浴衣もさんさ踊りで着用されたもの。
盛岡さんさ踊りの浴衣を、盛岡の幸呼来Japanが裂き織りにする。デザイナーの故郷、盛岡のフルコースです。
そんな郷愁が詰まった商品がこちら。みなさんも故郷に思いを馳せながら見てください。
お気づきですか?今季の裂織はさらにひと味違います。アップで見るとわかりやすいでしょう。
・Sakiori Striped Pocket Tee (2月末入荷予定)
さんさ踊りの浴衣に華やかさを加えている腰帯、チャグチャグ馬コの装束からインスピレーションを受けて、端処理をせずフリンジの様にデザインされています。少しの変化でグッと華やかになりますね。洗ったあとのフリンジ部分の表情の変化も楽しみです。
余談ですが、普段は端処理されて見ることのない、裂織の緯糸となる裂かれた布が見れます。繊細さ、そして時間と根気のいる作業だと再認識させられます。
今回のブログを書いていて、ただただ格好良い洋服もいいけど、格好良くてストーリーや愛のある洋服ってやっぱり最高だと再確認しました。デザイナーの故郷、盛岡が詰まった今季の裂織、ぜひお手にとってご覧ください。
最後までありがとうございました。
・Salt Shurunk Nylon Coaches Jacket-Sakiori-
・Sakiori Striped Pocket Tee(2月末発売予定)
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「ハレとケ」の概念が今季のシーズンテーマと先週のブログでお伝えしました。今回は、ルックでも一段と目を引く独特な柄、「ハレ」を象徴する縁日のヨーヨーすくいが頭に浮かんでくるような、墨流し染めについてご紹介します。
墨流しとは、日本の伝統的な染色・転写技法で、水槽に張った水に墨汁を垂らし、自在に広がった形をそのまま紙・布に写し取って描く模様、またその模様が写し取られた紙や布の事です。職人たちが改良を加え、友禅の技法のひとつとして確立されました。
時空が歪んでいるかのような力強さ、風にゆらゆらと揺れる草木やさざ波の様な緩やかさを感じることが出来る不思議な墨流しの模様。
どういった歴史があって誕生したのか?まずは、墨流しの歴史からご紹介します。
諸説ありますが、墨流しの誕生は、今から約1000年前の平安時代と言われています。
王朝貴族が川の水面に墨を落とし、川の流れで作られる模様の変化を楽しみ遊んでいたそうで、この遊びが墨流し染めの起源だと言われています。もっと言うと、たまたま川に墨を落としてしまったところ、川の流れで模様が変化することに気が付いたのが、この遊びのはじまりとも言われています。
この遊びがやがて変化し、たらいや水槽に墨を落として、その模様を紙に写し取るようになったそうです。
今もなお受け継がれる国風文化の美意識は、日々の生活の中にある、何気ない『美しさ』を発見することの出来る心の豊かさがあったからこそ生まれたのかもしれません。
墨流し。。。ロマンチックです。
ちなみに、似たような技法ではトルコのEbru(マーブリング)と呼ばれるものがあります。厳密に言うと墨流しとは異なるようですが、遠く離れた地でも似た伝統技法があることが面白いですね。
それでは、KUONの墨流しについて見ていきましょう。
水槽に水を張って、油分や汚れを取り除いた水へ染料を垂らしていきます。
油を含んだ染料は水に浮かびます。更に染料同士も染まり合うことがなく、色ごとの空間を譲り合っているかのようです。
風を送ったり、棒で水面を動かしたり、水や染料の動きを熟知した職人さんによって模様が描かれていきます。
生地にたるみが出来ないように、慎重に水面に浸していきます。
水面にイメージ通りの模様が出来ても、生地にイメージ通りの模様を写すチャンスは1度きり、慎重になります。
模様が写ったら生地をゆっくりと引き上げていきます。
まだまだ細かな工程はありますが、大まかに書かせていただきました。
流動する模様に生じる濃淡。
毎回異なる墨流しの模様は、職人技が光る一期一会なアートワークです。
今シーズンは、多様な色を使用した現代的なMultiと、墨汁を使った墨流しを彷彿とさせる伝統的なCharcoalの2色展開。
工程を見ていただければお判りいただけるように、墨流しには同じ柄が2つとして存在しません。
上の写真は、Sashiko Suminagashi Cropped BlousonのMultiカラーですが、模様も全然違うし、濃淡も異なります。同じ職人さんが、同じ染料を使い、同じ水槽で、同じ日に、同じ生地に染めてもこれだけ違います。
職人さんの緻密な技術と自然の作り出すアートを身に纏うなんて、本当に贅沢な喜びを与えてくれますよね?
ちなみに、今見ていただいた生地は創業150年以上続く老舗工房の熟練の職人さんが織り上げた刺し子織り。『伝統工芸×伝統工芸』これまた贅沢の極みです。
現在店頭に並んでいるのは刺し子生地のみですが、そのほかにも続々入荷予定です。
Suminagashi Camp Collar Shirt(2月末発売予定)
Color: Multi, Charcoal
Suminagashi Tee(2月末発売予定)
Color: White/Multi, Sax/Multi , White/Gray
Suminagashi Pocket Tee(2月末発売予定)
Color: White, Yellow, Black
刺し子生地、シャツ生地、カットソー生地。それぞれの生地によって、色の乗り方が変わる墨流し。見比べるだけでも面白いです。
職人さんが1点1点染め上げた商品のほかに、墨流しの生地をデジタルプリントした商品も展開しています。伝統技術のすばらしさを、美しさをより多くの人に感じていただければ嬉しいです。
あなたはどんな墨流しに出会えるか?一期一会をお楽しみください。
最後になりましたが、2024年春夏コレクションの第2弾が、2月3日(土)正午に発売されます。※オンラインストアは午後8時予定
まだまだ寒いですが、春夏らしいアイテムが続々入荷しますので、ぜひチェックしてください。
最後までありがとうございました。
本日ご紹介したアイテムはこちら。
]]>Spring/Summer 2024 -"Hare" and "Ke"-コレクションの第1弾入荷分が、今週末の1月20日(土)より販売開始となります。
※直営店では12:00~、オンラインストアは20:00~となります。
発売アイテムから一部をご紹介いたします。
Mesh Lined Cotton Gavardine Coat
Color: Khaki
Sashiko Suminagashi Cropped Blouson
Color: Multi , Charcoal
Reversible Blouson
Color: Navy , Black
Kumihimo Hoodie
Color: Light Gray , Sax , Black
Sakiori Striped Sweatshirt
Color: Light Gray , Black
Boro Striped Sweatshirt
Color: Light Gray , Navy
Aizome Slub Regular Collar Shirt
Color: Light Indigo
Aizome Slub Wide Trousers
Color: Light Indigo
以上、春夏コレクション第1弾入荷分から一部をご紹介させていただきました。
昨シーズンまでコロナウイルスの影響などもあり、大幅な入荷遅れがありましたが、今シーズンからは解消されて、ボリューム満点見所満載です。
それでは、今週末にお待ちしております。
最後までありがとうございました。
]]>あけましておめでとうごいざます。
2024年の新年は1月2日から初売りイベントでスタートしました。
たくさんの皆様が遊びにいらっしゃってくれて、楽しい幸先の良いスタートを切れました。
新年のお忙しい中遊びにきてくださって本当にありがとうございました。
今年もよろしくお願いします。
さて、初売りイベントも終了し、2024SSコレクション立ち上がりまではまだ少し時間がある...気持ちにも時間にも余裕のあるタイミング。
なので、今回は書こう書こう思っていて中々かけていなかった、"Style Sample"ブログを書いていきます。
KUON STOREのインスタグラムではご紹介していますが、店頭で皆様とお話をしているとインスタグラムをやっていない方も結構いて、『ブログでスタイリングをもっと載せて欲しい』とか『どうやってスタイリングを組んだら良いかわからない』等々…そんな皆様のお役に立てれば幸いです。
また、普段インスタグラムを見てくれている方々にも楽しんでいただけるように、2023年にインスタグラムに投稿した、反応の良かったスタイリング(インスタグラム上でのアクション数)をランキング形式でご紹介していきます。
それでは行きます。
Hat: Boro Bucket Hat
Coat: Shirred back Kimono Collar Shirt Coat
T-shirts: Shirred Pocket Tee
Bottoms: Seersucker Pleated Tapered Trousers
(左)
Tops: Karamiori Side Striped Sleeveless Top
(右)
Cap: BORO 6PANEL Cap
Shirt: Cross Sashiko Camp Collar Shirt
Shorts: Wool Suiting Patchwork Shorts
Cardigan: Wool/Plant Dyed Cotton Zig-Zag Cardigan
Shirt: Cotton Flannel Pleated Shirt
Bottoms: Brushed Drill Single Pleated Trousers
Cap: BORO 6PANEL Cap
Jacket: VTG SAKIORI V-neck Jacket
T-shirts: Karamiori Striped Hem Tee
Bottoms: Indigo Denim Tapered Trousers
Hat: Cross Sashiko Bucket Hat
Shirts: VINTAGE BORO Shirts
Shorts: Karamiori Side Striped Sweat Shorts
以上。
@kuon_storeでは、毎日スタイリングを投稿しているので、普段Instagramをやっていない方も、新年にということで気持ち新たに初めてみてはいかがでしょうか?
それでは、2024年もよろしくお願いします。
最後までありがとうございました。
@kuon_tokyo_official
KUON ブランドアカウント
@kuon_store
KUON Flagship Store アカウント
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今回のブログが2023年最後になります。
本年も本当にありがとうございました。
今年は皆様のおかげでお店が3周年を迎えることが出来ました。
以前からお店に通ってくれている皆様とは、洋服以外の話で盛り上がったりと、更に仲良くなれました。
今年初めてご来店いただいた皆様には、お店を知ってもらえました。
2回の伊勢丹新宿メンズ館でのポップアップで初めてお会いした皆様には、KUONを知ってもらえました。
遠方にお住まいでなかなかご来店できない皆様とは、メールやインスタグラムのDMやお電話などでコミュニケーションを取っているうちに、互いに名前を覚えるまで親密になれました。
海外からの旅行者の皆様は、限られた滞在時間の中で、数あるお店の中から多くの方がKUON Flagship Storeへ足を運んでくれました。
近隣のお店の方々はKUON Flagship Storeを盛り上げてくれました。
まだまだ書ききれないぐらい多くの皆様の支えもあって、本当に楽しく1年を過ごすことが出来ました。本当に感謝しかありません。KUONチーム一同から『本当にありがとうございました!』
さて、ここからは2024年初売りのお知らせです。
いつも支えてくれている皆様へ、年に一度の『初売り』!1月2日から頑張ります!初売りでは2つのイベントをご用意しております。
1つ目は...
最新シーズンから過去のシーズンまで店頭に並べます!
初売りの歴史は古く、江戸時代から伝わる日本の伝統的な行事の1つです。当時の人々は、元旦を家でゆっくりと過ごし、外へ出始めるのはお店が開く1月2日から。1月2日は物事を始めるのに縁起が良い日といわれておりました。
なので、1月2日はKUON Flagship Store近くの明治神宮や東郷神社にお参りしてから、"暖をとる"でもいいし、"ふらっと覗いてみる"でも良いので、新年のKUON Flagship Storeをお楽しみください。
※オンラインストアも、2024年1月2日 12:00~初売りセールを開催します。
個人的目玉アイテムは...
ビンテージキモノ+手刺子のスペシャルコラボアイテム。
普段は手が出しにくいアイテムですが、お求め安くなる初売りセールの機会に是非お試しください。
2つ目は...
毎年恒例の襤褸達磨。年々クオリティが上がっております。
1個1個手作りの為、数に限りがございます。
昨年買い逃してしまった方は是非お早めに。
1個1個個体差があるので既に持っている方は、毎年集めていくのもありです。
集合すると迫力があります。
2024年の買い始めに、縁起物の襤褸達磨を是非!2024年にちなんで、『20240円』で店頭のみで販売します。(こちらのだるまに関しては、申し訳ございませんが、お一人様1点のご購入とさせていただきます。)
2024年も更に、皆様に満足して楽しんでいただけるよう邁進してまいります。
新年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いします。
それでは、お身体にお気をつけて良いお年をお迎えください。
2023年も本当にありがとうございました。
]]>こんにちは、長谷川です。
毎週木曜日に更新しているブログ。
2023年、のこりの木曜日は今日と来週のあと2回。あと2回で今年が終わってしまう。
なので、まずは年末年始の営業スケジュールから。
2023年12月25日(月) 2023年最終営業
2023年12月26日(火)~ 2024年1月1日(月) 休業
2024年1月2日(火)正午 初売り
※休業中にいただいたオンラインストアのご注文は、2024年1月2日(火)より順次発送いたします。
それでは、今年1年を振り返っていきます。
『今年1年を振り返っていきます。』と言ったものの、2023年年明けから今日までが本当にあっという間で、1月~8月ぐらいまでの事はほとんど忘れてしまいました…
毎日皆様がお店に遊びに来てくれて、一緒に洋服を見たり、雑談したり、飲みに行ったり…楽しくて充実してたってことですね。
皆様のおかげですね。本当にありがとうございます。
2023年を振り返ろうにもほとんど忘れてしまったので、10月から2カ月毎日穿いているブラックデニムの表情の変化をご紹介します。これが2023年の振り返りです 笑
経糸、緯糸ともに黒なので、まさに漆黒。
そこから2ヶ月はき続けた結果がこちらです。
漆黒ブラックだったデニム生地、2ヶ月経つと染まっていない経糸の白い芯がところどころ見えてきました。
まるで月明かりに照らされた雪。デニムの表情の変化には雪が解けて春への季節の変化が感じられる、まさに今シーズンのテーマ-Voices From The Snow-な1着だと思います。
まだ2カ月ちょっとしかはいていないので、経過観察的な感じで今後も2カ月ごとに写真を撮って共有していきます。
ありがとうございました。
13.5oz Black Selvedge Denim Trousers -Regular Fit Straight-経過観察中のデニムはこちら。
2023年も残りわずかとなりました。日本では年末にお世話になっている方へ感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈る、『お歳暮』という習慣があります。起源は室町時代(1336年 ‐ 1573年)で、贈るものは食べ物が好ましいとされているようです。
また、お歳暮とは別に、クリスマスにプレゼントを贈るという習慣もあります。こちらは西洋の影響を受け始めた明治時代(1868年 ‐ 1912年)に始まった比較的新しいもののようです。『伝統的なものも大切にしながら、新しいものも取り入れる』、KUONに通ずる、なんとも日本らしいカルチャーミックスですね。
さらに近年では1年間頑張ったご自分へのご褒美として高価なもの、欲しかったものを購入するという方もいます。
そんなギフトシーズンにピッタリな商品が入荷したのでご紹介いたします。
Leather Wallet SUMIZOME
Color: Dark Gray
こちらは煤を原料とした墨染めレザーのコンパクトウォレット。
使っていくうちに墨染めのフェードしていく表情の変化と革の表情の変化。
使えば使うほど変化していく表情は飽きることなく、愛着が湧いてくるはず。
毎日をともに過ごすモノだから、愛着湧いて大事に出来るモノを選びたいですよね。
Leather Wallet AIZOME
Color: Indigo
そして藍染め。藍染めについてはこちらのブログをご覧ください。
墨染めと藍染めの2種類。それぞれ手染めならではの色ムラには職人さんの手仕事の温かさを感じてもらえるはず。
長く大事に使いたいモノだからこそ、甲乙つけ難くどっちにするか迷います...
コンパクトな三つ折り財布。ボタンを1つ開けるとコインケース。
全て広げるとお札入れ。
裏地にはボロプリント。細部にまでKUONのエッセンスを詰め込んでいます。上の写真の手前部分のポケットはカード入れになっていて、カード5,6枚は収納可能です。
ちなみにボロプリントは1点1点異なるので、墨染めか藍染めかで迷った後はここでも迷います。更に迷いたい方は是非店頭で迷ってください。(笑)
すでにお気づきの方もいると思いますが、藍染め財布は去年も一度発売しております。
ご好評いただいた藍染に加えて、今年は墨染めもご用意。さらに新機能も追加しました。
まず財布をつくるにあたり、制作を依頼した"com-ono"さんについて。
<com-ono>
Slimplicity is ultimate sophistication.(シンプルさは究極の洗練である)
ミニ財布、小さい薄い財布でも機能性を追求することで、今までにない新たな皮革、レザーブランド、浅草発の"com-ono"が誕生しました。
現代は多くの選択肢が存在し、様々な物で溢れています。 そこで、com-onoが提案するのは『SIMPLIFY YOUR LIFE』。 「日々の生活の中で、本当に必要なものを選択していくことで、より豊かな生活をおくれるのでは?」と考え、『SIMPLIFY YOUR LIFE』をコンセプトに掲げ、制作をすすめています。
簡素化することで生まれるデザイン。そして、機能性を追求することで、今までにない新たなレザーアイテム"com-ono"が誕生。 大きな財布は収納力があるがゆえ、中身も増えていくのが必然。
毎日持ち歩く財布も、ミニマムな選択をすれば、不要なカードが整理され、領収書なども頻繁に整理するようになるでしょう。さらに、必要なカードしか携帯していなければ、カードを探す時間も短縮されます。日々の生活に欠かせない財布。そのサイズが小さくなれば、持ち歩く荷物も減り、よりアクティブに行動でき、有意義な時間が生まれます。
ーーーーーーーーーーー
たしかに、電車に乗るのも買い物するのもほとんどがスマホで完結してしまう現代においては充分すぎる容量です。
そして、気になる新機能とは...
ウォレットコードとして使える襤褸紐を付属しました。襤褸紐は大槌刺し子のお母さんたちに襤褸の端切れを手作業で1点ずつ編んでもらって製作。
ベルトループに通してウォレットコードにしても良いし、ネックストラップにしても良い。コンパクトな財布と相性ピッタリな新機能です。
また、外してブレスレットやネックレスになる優れモノ。こちらのブログで色々と紹介しています。
個人的には首掛けスタイルが好みです。アクセサリーにもなるし、ポケットや鞄に手を突っ込んで財布を取らなくて良いからめちゃくちゃ便利です。
ご自由にお楽しみください。
お世話になった方へのギフトや1年間頑張ったご自分へのご褒美に是非!
最後までありがとうございました。
本日ご紹介したアイテムはこちらから。
]]>”時の経過"
"モノを大事にする精神性"
"生活を豊かにするための知恵"
全てが融合することで誕生した『襤褸』については先週のブログでご紹介させていただきました。
では、もうひとつの『ボロ』である『裂き織り』はご存知でしょうか?
裂き織も襤褸・刺し子と同様にKUONを語る上では必要不可欠なエッセンス。こちらも昔の人々の知恵とモノを大事にする精神から生まれた技術です。
そんな裂織ですが、現在KUONの店頭には2種類の裂織があります。
1. 襤褸と同様に木綿布が貴重だった当時の裂織りを使用したアイテム(ヴィンテージ裂織)
2. 日本の伝統技術(精神)を残したい想いから作られる現代の裂き織りを使用したアイテム(裂織)
今回は2種類の裂き織りについて深掘りしていきます!
まずは...
百聞は一見に如かず、まずは写真から。
裂き織りの誕生は江戸時代中頃(1700年代)までさかのぼります。
寒冷な東北や北陸地域では綿花の栽培、蚕の飼育は困難で、綿や絹は大変高価で貴重なモノでした。人々はもっぱら麻布をつかった衣服を着用していました。
それ故、当時の人たちは、苦労して手に入れた衣類や布団などを大切にしました。擦り切れて穴が空いたら別の襤褸布や木綿、麻布を手作業で継ぎ接ぎ(刺し子)して再生、寒さを凌いでいました。
と、ここまでは先週書いた襤褸の話とほぼ同じ。
ですが、裂き織りは継ぎ接ぎして使用した襤褸が朽ち果て、刺し子では修復できなくなった生地までも再生します。ボロボロになった生地を紐状に裂き、その紐を麻糸と織り上げて生地として蘇らせます。
写真をよく見ると襤褸布を紐にした緯糸が見えます。藍色の緯糸が襤褸を裂いた部分で、ボロが使用されている裂織は骨董的価値・美術的価値がさらに高いそうです。
ボロボロになった布を裂いて、紐にして、織っていく…とても細かな作業だし時間がかかりそう。ですが、裂き織りには『豊かに暮らす方法』の全てが詰め込まれている気がします。スマホがあれば必要なモノが全て手に入る時代。当時の人たちからすると貧乏を象徴するような裂織ですが、現代においては究極の贅沢品です。
元来は生活のために行っていた裂き織りですが、当時の人たちは配色や柄のデザインを楽しみながら織っていたそうです。『どんなことにも楽しみを見出す』これも見習いたい姿勢です。
加えて当時の人々の『もったいない精神』は徹底しており、時間を掛けて丈夫に織り上げられた裂織は、『小豆を3粒包める布は捨ててはいけない』という言葉とともに母から娘へと代々受け継がれたそうです。そして、裂き織りの生地が破損した際は、組紐にして背負子の肩紐として使用、それでも使えなくなったらまた違う形に…最終的には農作業のときの虫除けとして燃やし、その灰を土に還したそうです。その土で作物を育てる。循環してますね。
ちなみに、フィンランドやアメリカなど世界のほかの地域にも、ボロ布を裂いて織り上げる伝統的な織物があります。やっぱり昔の人々はものを大事にしてきたんですね。("Rag Rug Weave" などと検索すれば見つかリますので、興味がある方はぜひ。)
それでは、KUON店頭に並んでいる裂き織りの話に入っていきます。
大正時代から昭和初期頃の100年近く前の岩手県の裂き織り。岩手県の寒さを凌ぐために敷物として使用されていた大きな裂き織りを贅沢に使用して、カーディガンジャケットを制作しました。
大きな1枚の生地として残っている当時の裂き織りは大変貴重で、現在KUON Flagship Storeではビンテージ裂き織りを使用したアイテムはこちらの1点のみ。
1枚の大きな裂き織り生地をデザイナーがしばらく眺めた後に、『右前身頃はここの部分、左前身頃はここの部分、右袖はここの部分…』と出来上がりをイメージして配置を決めていきます。そして出来上がったのがこちら。
一見ランダムに配置していると思われがちですが、実は違和感なく配置するのは難しい。デザイナーが型紙を当てながらシミュレーションを繰り返すことで、カラフルで派手な裂き織り生地が、ごちゃごちゃとならずにまとまった品のある安心する表情に仕上がります。
また、敷物として使用されていた生地なので、しっかりとした厚さと硬さがあります。そんな裂き織りの生地を縫い上げることは非常に困難で、ボロ同様にテーラー誰しもが縫えるわけではありません。さらに、裁断した途端に解れていきます。なので基本的には丸縫いです。
『貴重な裂き織りの生地が卓越したスキルを持ったテーラーによって仕上げられる。』
本当に贅沢だと思いませんか?
内側の裾部分には裂き織りを使用した補強が施されていて、こういうさり気ない遊び心には日本ならではの美意識も感じてもらえるはず。
生地に厚みがあり、初めのうちは本革のジャケットの様に固くて正直着心地はよくありません。しかし、着用を繰り返して年月とともに自分の身体に合わせて馴染んで柔らかくなってくるジャケットは、着れば着るほど好きになるアイテムだと思います。
以前、歴史の先生が裂き織りジャケットを見に来店され、『美術館に飾られるレベルの裂き織りをこんなに近くで見ることが出来て幸せです!このジャケットをおかずにご飯が食べられる!』とまで言ってもらえました。
さすがに店頭でご飯を食べられるのは困りますが(笑)、写真ではなかなか伝わりにくいので、貴重な裂き織りを是非一度ご覧いただきたいです。
それではもうひとつの裂き織りについて書いていきます。
先ずは幸呼来Japanさんの裂き織りを見てもらいましょう。
↑FW23コレクション
↑FW22コレクション
↑SS21コレクション
デザイナーがシーズンテーマに合わせて頭の中でイメージしたものを幸呼来Japanさんが手作業で織り上げます。KUONと幸呼来Japanさんは17SSからタッグを組んでいるので、出来上がった裂き織りはデザイナーのイメージ通り!
さらに裂き織りをこんな感じで使ったことも。
『裂き織り=カラフルなモノ』
ではなく、洋服の色に合わせて単色で織り上げることで、よりファッションに馴染みます。デザインのアクセントとして一役買うだけではなく、ポケット口を裂き織りにして手を入れやすくしたり、袖部分を裂き織りで補強したり。裂き織りを配する事でデザイン面、機能面が向上します。
そんなKUONに欠かすことの出来ない幸呼来Japanの素敵な裂き織りは、障がいをもつ方々が織ってくれています。『障がい者の雇用の場をつくり、伝統技術を未来につなぎたい』という理念のもと活動されています。
『みんな夢中に裂き織りを織っているし、やりがいを持っている』と、去年お店で開催したワークショップの際に代表の石頭さんが仰っていました。
KUON共有フォルダに眠っている過去の写真の中から見つけました。
実際に裂き織り機で織っているところは見たことがありませんが、手前の椅子に座って、椅子の上にある杼(ひ)という棒に緯糸をセッティングして織っていきます。
織機の本体にセットした縦糸に杼にセットした緯糸を織っていくと生地が出来上がっていきます。手作業で織り上げていくのはとても大変そうですが、織っているときはみんな夢中に作業しているそうです。中には織ることは好きだけど、織機に生地をセットしたり、生地を裂く工程がちょっと億劫で気が進まない…という方もいらっしゃるそう。
(↑緯糸になる生地を裂く工程)
たしかに…杼に通すための生地を裂いていく作業は、想像するだけで気が遠くなりますね。
日本の伝統技術を残したいという想いで織られている幸呼来Japanさんの裂き織り。モノが溢れかえっている現代において、ほとんど手作業の裂き織りには、織っている人たちの想いや祈りが込められていて、纏えば心が豊かになるはずです。
『もったいないを、もっとゆたかに』
脈々と受け継がれてきた想いとともに幸呼来Japanさんの裂き織りは今も織られています。
そんな想いがこもった生地。ストーリーを知らない人にも『素敵なもの』『かっこいいもの』として広めていくこと、そして、その『想い』を未来に残していくことがファッションブランドKUONの役目ですね。
最後までありがとうございました。
ヴィンテージ裂織を使ったアイテムはこちら
さっこら裂織を使用したアイテムはこちら
]]>KUONのボロが3種類あることはご存知でしょうか?
『襤褸』『アップサイクルボロ』そして『アップサイクルボロタイプ2』の3種類。
KUONに入ったばかりの当初は、どれがどれだか中々理解出来ずに頭の中がごちゃごちゃでした。KUONに入ってもうすぐで3年。やっと頭の整理が付いたので、今回は3種類のボロについて書いていきます。
現在ではヨーロッパを中心に世界でも美しいと、アート的な評価を得ている日本文化となった襤褸。
『そもそも襤褸ってなんだろう?』から書いていきます。
襤褸の誕生は江戸時代以前。冬は長く、雪が多く降る、寒さが身に染みる東北・北陸地方における防寒具として誕生。
当時、衣類や木綿は東北の山間や沿岸部では大変貴重なモノでした。そのため、仕事用の野良着、肌着、パジャマまで、生きていくうえで必要最低限な衣料でさえ擦り切れて破けるまで着続けました。
↑代表藤原のコレクションの1つ。元々は野良着として使われていた襤褸に、明治時代頃に襟とボタンを取り付けたと推測されるシャツ
破けて穴が空くまで大事に着用した衣類を当時の人たちは捨てるのではなく、穴が空いた箇所に別の麻布や木綿、襤褸布を手作業で継ぎ接ぎ(刺し子)してさらに着用しました。そして、破けたらまた継ぎ接ぎしてという繰り返し。繰り返し補修した結果、生地は何層にもなりました。分厚くなった生地は防寒用途としても活躍したそうです。
丈夫な木綿糸を使用して、刺し子された布は味わい深い表情に。古い布が一番下で新しい布が一番上に来る生地の層は、長い時間の経過を感じられ、また人々のモノを大切にする温かい気持ちも感じられる感じることの出来る唯一無二の存在感をもちます。
ある種、日本の文化を凝縮したかのような生地は、"BORO"として世界で評価されるようになりました。
"時の経過"
"モノを大事にする精神"
"生活を豊かにするための知恵"
全てが融合することで、襤褸は出来上がったんですね。
ちなみに、今でこそ希少性が高くて高価な襤褸も、当時人たちからすると貧しさの象徴で、洗濯後に外に干すときは一番見えづらい場所に干していたそうです。
当時の人たちが今の襤褸の値段を知ったらびっくりするんだろうなぁ…
襤褸布を層にしていく刺し子の技法にも、当時の人たちの知恵が詰まっています。長くなるので刺し子については別の機会にご紹介いたします。
脱線ついでにもうひとつ。KUONが襤褸と同じく創業初期から使用している『裂き織り』も実は同じような背景、精神性から生まれたものです。
それでは、KUONの3種類のボロについて見ていきましょう。
KUONシグネチャーの襤褸ジャケット。
説明不要ですね。"The BORO"です。手紡ぎの糸を手織りしているからこそ溶けるようにボロボロになった生地、幾重にも重なった継ぎ接ぎは悠久の時間を感じることが出来るし、不格好な手刺子には愛くるしさも。
1着のジャケットでも見る場所によって異なる表情なのも面白いですよね。
そして、デザイナーの培ってきたスキル、そしてそのスキルを活かしきる熟練テーラーの技術が加わることで、『襤褸の生地を使ったジャケット』ではなく、『KUONの襤褸ジャケット』になります。
生地に厚みはありますが、最高の技術で仕立てることで着心地抜群です。
美術館に展示されたり、ディスプレイとして購入されることもある襤褸ジャケットですが、本当のところは実際に着用していただきたい。もし破れたり解れたりすれば刺し子で補修して、さらなる時間を重ねていきましょう。こういうことが本質的なラグジュアリーではないでしょうか。
その他KUONの襤褸はこちら。
それでは、2つ目のアップサイクルボロに行きます。
まず写真から。こちらがアップサイクルボロを使用して制作したジャケットです。
先ほどご紹介した、KUONの襤褸ジャケットを制作する過程で出る端切れの生地を捨てずに残しておいて、現代を生きる刺し子職人、大槌刺し子のお母さんたちに刺し子でパッチワークの生地を作ってもらいます。
当時の人たちと現代を生きる人たちの、モノを大事にする"もったいない精神"が融合した生地。
そんな、捨てるはずだった襤褸布に手間ひま加えてアップサイクルした生地を私たちはアップサイクルボロと呼んでいます。
よく見ると生地の層があったり、焦げている部分があったりで、見れば見るほど惹きつけられます。
ちなみに、
VINTAGE BORO Device Strapも襤褸の端切れを使用して手で編んで制作しているのでアップサイクルボロです。
ひとつひとつ色合いが異なるので、店頭にお越しの際はこちらもチェックしてみてください。
アップサイクルボロを使用した商品はこちら。
それでは、3つ目の"アップサイクルボロタイプ2"にいきます。
こちらも写真から。
アップサイクルボロタイプ2は、襤褸からアップサイクルボロを生み出した経験をもとに、衣類を生産する工程で出る、『捨てられる端切れ』を工場にてパッチワークした生地です。昔の人々が生み出した生地を現代版にアップデート。
もちろん、ただパッチワークするのではなく、移染しないように処理したり、襤褸の風合いに近づけるためにウォッシュ加工が施されております。
人々のモノを大事にする精神性を受け継いでカッコ良い洋服にするなんてロマンがありますよね。
是非、店頭で触って見比べてみてください。
最後までありがとうございました。
本日ご紹介した生地を使用した商品はこちらから。
・襤褸
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暖かくて、軽くて、柔らかくて、丈夫で、ハリが合って、美しくて、動きやすくて、気を使わずに着れて、着心地が良くて、着脱が楽で、スタイリングの主役になって、スーツにも合わせられて、普段着にも合わせられて、シンプルだけど面白くて、力強い。
だけど物静か。
そして、洋服の事を考えたくなくなるほど忙しい年末年始をお過ごしの方も、コーディネートを考えなくて良い服。
ありとあらゆる長所を併せ持ったそんな服をご紹介します。
今回ご紹介する服は、ジャケットやコートの衿裏部分に用いる衿を綺麗に形成するためのカラークロスを縮絨、圧縮加工したフランネルウール生地を使用しております。
形成とか、縮絨とか、圧縮加工とか、難しそうな言葉が続いて嫌になりそう…
要するに、
ハリ・コシが美しい形を作り。ウールの密度が濃くて暖かい。カラークロスの持つ毛羽感が上品さを感じられるスペシャルな生地ってことですね。
気になる方は細かく書いてあるので、商品ページを見てみてください。
そう、本日ご紹介するのはコートです。
Wool flannel Overcoat
Color: Dark Brown , Dark Navy
急に寒くなったのでコートを見ると安心する。
ブログを読んでいる皆様は恐らく考える事、やる事が多くなるであろう年末年始。
この物静かな表情をしたコートには更に安心を覚えるはず。
シンプルなバルカラーコート。物静かです。
肘にゆとりを設けて丸みのあるシルエット。
袖口のボタンを絞って動きを出したり、シルエット調整が可能。
ゆとりあるモッズの要素が加わりました。
Gジャンや厚手のジャケットの上からでも一切気にならないゆとり。
ラグランスリーブ、アンブレラヨーク、裾部分のインバーテッドプリーツ。
トレンチコートの要素も加わりました。
肩回りが動かしやすく、裾が開くので足回りのストレスも軽減。
着心地の良さとデザインの面白さ。機能性とデザイン性の両方が楽しめるのは嬉しいですね。
よく見ると物静か...ではありませんでした。
ですが、力強さやユニークさはあるものの、ミニマルデザインなのは間違いありません。
なので、スーツにも普段着にも合わせられる万能型。
『お仕事にも着ていけて、休日も着れる。』安くはない買い物の言い訳として十分。
こんなことを洋服屋さんが言ったら怒られるかもしれませんが、正直朝起きて今日何着て行こうか考えるのがめんどくさくて適当な時がある。深酒した翌日とか。コートを羽織れば見えているのは膝下から靴のみ。
靴だけ気を使えば何とかなる。
年末年始。
皆様は私以上に考えること、やることがたくさんだと思うので、楽してかっこよくなりましょう。
朝起きて何を着て出かけるか考えることをやめて、コーヒー飲んでホッと一息。
一息付けば更にファッションが楽しめるはずです。
最後までありがとうございました。
本日ご紹介したアイテムはこちら。
・Wool Flannel Overcoat
同じ生地を使用しているアイテムはこちら。
・Wool Flannel Kimono Collar Bomber Jacket
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伊勢丹メンズ館でのポップアップストアも終了し、先週からお店に戻ってきました。
いつもお店に遊びに来てくれてる方が伊勢丹まで足を運んでくれたり、秋冬の洋服を探してショッピングされていた方がKUONの洋服を選んでくれたり、伊勢丹で仲良くなった方が、早速お店にも遊びにきてくれたり...
とても楽しかったし、感謝しております。ありがとうございました。
そして、ポップアップ期間中にも多数新作が入荷しており、秋冬コレクションがほとんど揃いました。(残すは、マフラー、ニット帽、Gジャンです。)
今回は、最新コレクションの中からいくつかピックしてご紹介いたします。
Wool/Plant Dyed Cotton Zig-Zag Sweater
Color: Medium Gray / Navy
霜が降ったようなニットの袖と袖口には、雪山イメージのシェブロン柄があしらわれていてかわいらしいデザイン。
ですが、ニットにすることで程よく力の抜けた上品さも感じられます。
品もあって、程よく力の抜けた優しさも感じられる。
『モテそうだなぁ』と思って私も個人的にオーダーしました。
更に、霜が降ったような表情にも秘密があるし、経年変化も楽しめる特殊なニットです。
詳細は商品ページに記載しているので、気になる方は見てみてください。
ちなみに、カーディガンタイプもあるので是非。
それでは、次行きます。
Wool Flannel Overcoat
Color: Dark Brown / Dark Navy
フロント、サイド、バック、それぞれに特徴的な要素を用いたコート。
フロントはバルカラーコート。
サイドはモッズコート。
写真では伝わりにくいですが、肘部分はゆったりとした丸みのある袖周り。
バッグはトレンチコート。
もちろんスーツに合わせても良いですが、これから入荷してくるGジャンをインナーに着用してもカッコよさそう。
最後に
13.5oz Indigo Selvedge Denim Trousers -Regular Fit Straight-
Color: Indigo
KUON初のロゴ入り牛革パッチを採用。
デニム生地の経年変化とともに、深まっていく革パッチの変化も楽しみなデニム。
リーバイス501のレギュラーフィットのストレートデニムをベースにKUON的に昇華させました。
ザ・シンプルデニム。
こういうアイテムこそ、『日々穿いて、どんどん好きになるんだろうなぁ』と思います。
ちなみに、同型のブラックデニム。
デットストック生地を使用した、藍染めデニム、泥染めデニム、墨染めデニム。も揃えています。
このブログを書いている今、私もKUON的501デニムを穿いています。
まだまだ、生地が固くて椅子に座りずらかったり、ポケットに手が入れにくかったりしますが、どのように私に馴染んでいくのか楽しみです。
最新コレクションから一部をご紹介させていただきました。
最後までありがとうございました。
2023秋冬最新コレクションはこちら。
]]>本日は、伊勢丹新宿メンズ館からお伝えいたします。
開催中のポップアップストアに、2023年秋冬コレクション第5弾が入荷しました。
お知らせいたしましたように、会期中はKUON Flagship Storeは休業とさせていただいております。また、オンラインストアの発送も通常以上にお時間を頂きます。
ぜひ伊勢丹新宿メンズ館でのポップアップストアへお越しください!
最新アイテムはこちらから。
]]>今回はお知らせが2つ!!
まず1つ目。10月25日(水)-11月7日(火)の期間に伊勢丹新宿メンズ館2階においてポップアップストアを開催します。
FW23最新コレクションに加えて、伊勢丹ポップアップ用に目玉となるスペシャルアイテムを用意いたしました。
そして、2つ目は今回の目玉となるスペシャルアイテム。
Upcycled Alpaca Cardigan
Color: White, Dark Navy, Dark Brown
Upcycled Alpaca Scarf
Color: Blue Multi, Multi, Lilac, Charcoal, Dark Gray, Black
ザ・イノウエブラザーズとKUONが互いに取り組んでいるアップサイクルプロジェクトの一環として、ザ・イノウエブラザーズのアルパカセーターをKUONがアップサイクル。1点モノのスペシャルなカーディガンジャケットとマフラーに生まれ変わりました。テーマは『価値の上がるアップサイクル』。
※アルパカニットは諸般の事情により滞留していたザ・イノウエブラザーズの在庫商品ですので品質は折り紙付き。
それでは、目玉となるスペシャルアイテムを見ていきましょう。
Whiteの裏地には、紋刺し子の生地を使用。
Dark Navyの裏地には、藍染絣生地を使用。
Dark Brownの裏地には、オリーブに染めた刺し子生地を使用。
アルパカセーター+KUONが過去にコレクションで使用したオリジナルファブリック。ご覧いただけばわかるように全て1点モノです。まさにスペシャルで贅沢なアイテムに仕上がっています。
なんと1着のカーディガンを制作するのに、8着以上のセーターを使用!
スペシャルなアイテムにふさわしい8着分の重みを店頭で感じていただきたい。
Color: Black
Color: Blue Multi
Color: Multi
Color: Lilac
Color: Charcoal
Color: Dark Brown
スナップボタンで着脱できる仕様。
保温性は抜群。
デザインは唯一無二。
そして、全て1点モノ。
ちなみに、セーターほぼ1着分を贅沢に使用。
カーディガンジャケットのカフスとマフラーには、ニットを解体した際に残ったザ・イノウエブラザーズのアイコンである『拳』マークのボタンを取り付けております。この拳マーク、アルパカの産地の南米では『団結』を意味します。
様々な方が団結して制作されたスペシャルなアイテムをこの機会に是非、お試しください。
ちなみに…制作にあたってはKUONチームも団結しました!
1. ニットを裁断 (代表の藤原・アルバイトの川野)
2. 土台となる生地に裁断したニットを配置 (長谷川)
3. 配置のバランスを確認 (デザイナー石橋)
4. 並べたニットが動かないようにピンで留める (特別インターン・長谷川)
5. 水溶性の糸を使用してミシンで仮固定 (デザイナー石橋・ディレクター畠山)
6. 検針器を使いながらピンを外す (長谷川)
7. 生地を水溶性シートで挟み、ステッチで固定 (工場)
8. 水溶性シートを溶かし、乾燥 (藤原・長谷川)
9. 乾いたパッチワーク生地をチェック (デザイナー石橋)
10. 縫製職人が裁断・縫製 (工場)
11. 縫製完了後に手刺し子で補強 (デザイナー石橋)
12. ボタン取り付け (デザイナー石橋・ディレクター畠山)
全部の写真をのせるのは、長くなるし大変なので一部ご紹介します。
↑4. ピン留めの工程
↑5の工程の仮ミシンをするために、お店2階のアトリエへ慎重に運びます。
↑7. 水溶性シートで挟み、ステッチで固定された様子
↑8. 水溶性の糸とシートを溶かしているところ
↑10. デザイナーチェック
11. デザイナー自ら手刺し子で補強(テーラー時代を思い出したそうです笑)
↑13. ボタン付け
駆け足でのご紹介なので伝わるかはわかりませんが…ご覧頂いたようにミシンこそ使用しますがほぼ手作業。縫製も全工程を1人の職人さんが担当する『丸縫い』で仕上げています。
ザ・イノウエブラザーズの想いがこもった商品に、KUONチームの想いも上乗せしていますので、物理的な重さ以上にそういった重さ、温かさも感じていただけると思いますので、ぜひ実物をご覧いただきたいです。
最後に大事なことを。10月26日(木)16:30から18:30の間は、ザ・イノウエブラザーズの創業者、井上聡氏とKUONのデザイナー石橋真一郎が伊勢丹POP UP Storeに在店します。
2人のデザイナーが揃う貴重な機会。お見逃しなく!
最後までありがとうございました。
<KUON POP-UP STORE in 伊勢丹新宿メンズ館 2F>
期間: 10/25(水) - 11/7(火)
場所: 伊勢丹新宿メンズ館2階
※KUON Flagship Stroreは、伊勢丹新宿メンズ館POP UP Storeと準備のため、
10月23日(月)-11月8日(水)の期間は臨時休業となります。
今週末はPOP-UP前にゆっくりとお店でお話しできれば幸いです。
今週末、来週末と2週続けて2023年秋冬コレクションの入荷があります。第4弾・5弾ドロップです。
いつもだったら入荷アイテムの中からおすすめをご紹介、という流れ。
ですが、展示会で個人的にオーダーしていて、どうしてもご紹介したいモノがあるので今回は1点勝負です。
ちなみに、第4弾入荷アイテムは週末にオンラインストアへ公開されるので、お楽しみに。
キース・リチャーズのギターのあの響きが聞こえてきそうです。
いや...
『ココがこうなら良いのになぁ』とか、そんなことを思いながらも何着も買ってきました。それでも、なかなか満足できなくて…ミック・ジャガーの歌声まで聞こえてきそうです。
ザ・ローリング・ストーンズの "(I Can't Get No) Satisfaction"で、『全然満足できないよ』って言っている2人。
2人とも...『私は今年、満足できるモノに出合いました』
そう、最高なベストに。
中綿のベスト、ワークベスト、フリースベストなどなど、ベストが好きで毎年様々なベストを着てきました。
気に入ってはいるけど、『もっとこうなら良いのになぁ』と満足はしていませんでした。
主な不満ポイントは、
1. アウトドア感が強すぎる
2. 襟やフードのある服の上に着ると首周りがもたつく
3. インナーとして着るとゴワつく
といったところ。
上記全てを解消するベストに出合えなくてコーディネートが制限されていました。
ですが、今年からは違います!
今年出会った最高のベストがこちら。
Reversible Vest
Color: Khaki, Black
↑の写真はBlack
↑こちらがKhaki
名前の通り、ウールを混紡したボリュームあるパイルと、スポーティなオニベジナイロンの両面が楽しめるリバーシブル仕様。
この見た目なので、『アウトドア感が強すぎる』はクリアですね。
トラックジャケットの上から着用しても、
フーディの上から着用しても、
首周りがもたつかない!
その秘密は…
↑このジップ上部の開きにあります。
細かいですが、こういったディテールひとつで格段に上品でシックに見える。パタンナー出身デザイナーのスキルが詰まっています。
トラックジャケットにフーディ、どちらも襟の高さや立ち方まで計算して制作されているので、そこをしっかりと活かせるのが嬉しい。
クローズアップしたついでに。
ナイロン面の襟部分は細畝のコーデュロイに切り替えられています。ナイロンだと首に当たったときにヒンヤリするから、というデザイナーの優しさが垣間見えます。
ちなみに、
シャツを合わせても、しっくり来ます。
ということで、『首周りのもたつき問題』もクリア!
残すは第三の不満ポイントのみ。
コンパクトなショルダー、そして薄っすらと入った中綿のおかげもあり、厚すぎず薄すぎずなちょうど良い厚さ。ゴワつきなし!
ということで『不満ポイント』が全て解消された、文句無しで長谷川的ベスト・オブ・ベストに認定!
Satisfactionリリースから約60年、キースとミックに良い報告ができました。
最後までありがとうございました。
本日ご紹介した商品はこちら。
9月23日、24日の2日間で開催したKUON Flagship Store3周年イベント。
本当に多くの方が遊びきていただいて、KUONチーム一同楽しく過ごさせていただきました。本当にありがとうございます
お店で会ったばかりの初対面の方々が、日本酒を飲んで、タコスを食べてわいわい話しあっていて、とてもハッピーな周年記念イベントになったのでは?と思っています。
また、皆様のおかげで迎えることが出来た3周年。
その3周年を記念するイベントも皆様のおかげで、更に華やかなイベントになりました。
イベントの2日間ご来店いただいた方も、ご来店出来なかった方も、いつも本当にありがとうございます。
4年目も一緒に楽しんでいけたら幸いです。よろしくお願いいたします。
それでは、新作も多数入荷しているのでご紹介していきます。
今回ご紹介したいのが、3rdデリバリーで入荷した雪の結晶アイテム達。
スキー手袋についた雪の結晶が大きくなったり溶けたりする様は見ていて飽きなかった...
FALL/WINTER 2023 LOOKのページでもあるように、今シーズンのテーマやインスピレーション源でもある雪の結晶。
雪・冬・冷たい・寒い。が連想される雪の結晶。
ですが、刺し子の様な刺繍で作られる雪の結晶には温もりが感じられる。温かい雪の結晶。
オンラインストアやLOOKを事前に見ていた方の中には、『プリントだと思っていました』と店頭で感動される方もいます。
一つとして同じ柄の無い雪の結晶。
どんな柄が良いのか、『雪華図鑑』も参考に。雪の結晶は雪華模様として昔から認識されている模様で、江戸時代には庶民の間で流行していて、着物や生活品などで使われていたそうです。
一瞬で消えてしまう儚い雪の結晶を華と捉えて、楽しんでいた伝統的な美意識の底流も感じることが出来る。雪の結晶。
ちょうど2年ぐらい前に『KUONの家紋』というタイトルで書いたブログ。
(↑2021年10月に書いたブログから切り抜き)
そこで、雪の結晶の事も『書いていたな~』と思い出しました。
KUONのブランドロゴについて書いたブログなんですが、2年越しで今シーズンの雪の結晶と繋がりました。
↑大槌刺し子のお母さんがKUONのロゴを手刺し子でチクチク作ってくれたファブリックボード。
↑今シーズンの雪の結晶デザイン。
通じるものがありますよね?
雪の結晶は、トラックジャケットの両袖とトラックパンツの両サイドに刺繍しております。
トラックジャケット、パンツともに、BeigeとDark Navyの2色展開。
早速Dark Navyを着用...すみません。
展示会で個人的にオーダーしていたベストがやっと届いたので、着たい気持ちが強くて着ちゃいました...トラックジャケットの襟と袖しか見えません。
ですが、インナーに着用しても襟が邪魔にならない丁度良い高さで作られていることに気が付いたし、レイヤリングして見える袖の雪柄が、スタイリッシュでいい感じな気がします。なので、結果オーライということで...
結果オーライではないですね。
大丈夫です。
トラックジャケットのアップサイクルボロバージョンでも写真を撮っていました。
学生時代に着ていたジャージは動きやすさ重視で、結構柔らかくててユラユラと揺れるような生地で作られていた記憶があります。
KUONで採用した生地は、光沢があって品のあるコットンを高密度に織られているので、ハリもあって、上品な艶がある大人のジャージー生地。
もちろん洗濯にも強いし、伸縮性もあってジャージー本来の機能面にも劣りません。オンラインストアの商品ページに詳しく書いてあるので、気になる方は読んでみてください。
パンツもアップサイクルボロタイプ2バージョンになります。
ウエストはゴムだし、伸縮性あるジャージー生地ですが、トラックジャケットと同じく、品のあるコットン生地をブレンドしているジャージー生地は、スラックスの様に美しくもあります。
途中から雪の結晶からアップサイクルボロタイプ2に流れていきましたが、品のあるトラックセットアップ本当におすすめです。
最後までありがとうございました。
本日ご紹介したのはこちら。
・Track Jacket-Snowflake embroidery-
・Track Pants-Snowflake embroidery-
]]>先日もブログでご紹介しましたが、今週末(9月23日、24日)にKUON Flagship Store3周年記念イベントを開催します。同時に23秋冬コレクション第3弾を発売します。
また、24日には、日頃の感謝の気持ちを伝えたいと、KUONデザイナーとディレクターも店頭で皆様をお迎えいたします。普段はなかなか店頭に立つことのない2人に話を聞けるチャンスです。
当日はタコスを食べて、日本酒を飲んで、一緒に楽しみましょう。
今回は第3弾入荷アイテムの中から一部ご紹介いたします。
Side Zipper Harrington Jacket
Color: Khaki, Navy
経糸にコットン、緯糸にポリエステル(T400ファイバー)を使用した、光沢あるギャバジンのハリントンジャケット。
経糸・緯糸で異なる糸を使用して織ることで、見る角度・光の当たり方によって変化する発色が楽しめます。いわゆる玉虫生地。
チンストラップ(スローとタブ)付きで、防風・防寒機能もあります。機能性よりも、着こなしに変化もつけられるのが嬉しいポイントですね。
さらに、
シルエット調整のために配されたサイドのボタンを外すと、隠しジップが…ジップを上げるとさらなる拡張性が!
こんな感じに開けて着ると、動きが出て面白いです。
サイドジップの裏側。総裏仕立てなので、ニットの上でもスルッと通る袖通しの良さを感じていただけるはずです。
ちなみに、
Arimatsu Shibori Harrington Jacket
Color: White, Black
有松絞りバージョンも入荷します。
コットン生地に桃の表面の様な細かな起毛を施した生地をベースに使用しているので、先程の玉虫生地とは対照的に温かみのある仕上がり。
Track Jacket -Snowflake embroidery-
Color: Beige, Dark Navy
Track Pants -Snowflake embroidery-
Color: Beige, Dark Navy
サイドテープには4種類の雪の結晶を刺し子調の刺繍で表現。今シーズンを象徴する雪の結晶デザイン。
また、ハイゲージのジャージー生地は品があって、トラックパンツはスラックスのように美しいです。伸縮性もあって洗濯も出来る優れた生地。肌触りも良いので、ぜひ試着していただきたいです。
写真はありませんが、トラックジャケット・パンツともに、サイドがアップサイクルボロタイプ2のバージョンも入荷します。当日までのお楽しみにお待ちくださいませ。
BORO Trimmed Sweatshirt
Color: Gray, Navy
KUONシグネチャーのアップサイクルボロタイプ2のスウェット。
秋冬のユニフォームですね。程よいゆるさに程よいコシでストンと落ちるシルエット。アウターとして着用しても主役になるし、インナーに着用してもごわごわしない、丁度良いが詰め込まれたスウェットです。
GrayにNavyの2色。ベーシックで安心なカラー展開。迷います...
今日はこのあたりで。今回ご紹介しきれなかったアイテムも多数入荷します。
タコスを食べて、日本酒を飲んで、洋服を見て。3周年記念イベントを楽しんでください!
最後までありがとうございました。
]]>2023年秋冬コレクションが第1弾、第2弾と入荷しています。
私の秋冬物欲計は完全に振り切りました。
バイヤー向けに開催された2023秋冬コレクション展示会で、私が個人的にオーダーしたアイテムがまだ1点も届いていません(泣)そんな事情もあり、余計に物欲計が振り切っています。
店頭で入荷している秋冬の洋服を見ていればどんどん惹かれてくるし、遊びにいらした方々が試着をしているのを見ていれば自分も着たくなる。そして、気に入った洋服を見つけて満足気に店を後にする姿を見ていれば、買い物欲がうずきます。
今回は、既に入荷済みアイテムの中から厳選して、私の買い物リストに入っているアイテム3選のご紹介をいたします。
WhiteとBlackの2色展開ですが、私が欲しいのはBlack。
有松絞りを行っている工場が、絞りの技術を駆使して染色。Whiteは染色でBlackは抜染で、左裾と左袖にラインが入っています。
上の写真からわかるように、手仕事ならではの染めムラ、筆で書いたような掠れ、にじみなど味わいがあって、『手仕事の温かさ』を感じます。
ラインが左側だけに入った侘び寂びに通じる非対称なデザイン。
『日常着として重宝するロンTに伝統的な絞り染めの融合が面白い』と買い物リストに入れました。
ロンTのボディはKUONの定番もの。しなやかで伸縮性があり、薄すぎず厚すぎずな程よい肉感。そして型崩れしづらい仕様。リピーターの多さも納得です。
Light Gray, Indigo, Dark Grayの3色展開。
ジップを開いた時に見える光沢のある同系色異素材とのコントラストが楽しめる1着。
初見からこのIndigoカラーに惹かれて、しかもアノラック風なデザインだから絶対にオーダーしようと思っていたんですが、毎シーズン必ずフーディをオーダーしていたし、ニットデビューしようと思ってオーダーしなかった記憶が…
デザイナーがアノラックを好んでいて、KUONでは過去に何度も制作していました。しかし、好きゆえに拘りが詰め込まれたアノラックは様々な理由が重なって、最近はなかなか店頭に並ぶことはありませんでした。
だからこそ、今季店頭に並んでいるアノラックにはデザイナーのパワーを感じます。
元々は寒冷地のアウターとして着用されていたアノラック。格好良いんだけど、正直なところ、街で着るアウターとしては着脱が億劫。特にアウターを着脱する機会の多い東京では。
しかし、スウェット生地で制作することでその問題を解決。秋口から真冬までヘビーユースしそうです。
気に入ったポイントは、オリジナルで編み立てたリブも。このあたりは今後ブログで深掘りしてご紹介いたします。
アノラック由来のゆったりとした袖、落ち着きます。
こうやって書いているとますます欲しくなってきました(笑)
Indigoカラーのものを持っていますが、店頭でBlackをご試着される方が多くて、見ているうちにブラックデニムも私の買い物リストに入りました。
経糸はロープ染色を4回繰り返して、通常より黒く染め上げています。ちなみにロープ染色は2回染色が一般的です。
緯糸は綛(かせ)染めで糸の芯まで真っ黒に染めた糸を使用していますのでパッと見るとデニムとは思えないほど漆黒です。
店頭でご試着の際に『しっかりとデニムですが、ブラックチノみたいですね』と言われるほど。
よーく目を凝らして経糸を見ると、染まっていない繊維も見えますが、この白い繊維が格好良い経年変化のカギを握っています。
経年変化といえば、染料にもこだわりが。通常のブラックより青みを多く含んだ染料を使用しています。そうすることで、ブラックデニムにありがちな、日焼けしたように赤っぽくなる色落ちを防いでくれます。
このあたりが、Indigoを持っていても欲しくなる理由です。
私物のIndigo。3回ぐらい洗濯しました。
(Black)
インディゴとブラックそれぞれがどのように変化していくのか、育っていくのかとても気になります。
『長谷川といえばハカマパンツ』そう言われるぐらい定番パンツにしたい1本。
今日ご紹介した以外にも気になるものはまだまだあります。全てを買うことは出来ないですが、秋冬物欲計は振り切っています。
最後までありがとうございました。
今回ご紹介したアイテムはこちら。
・Arimatsu Shibori Long Sleeve T-Shirt
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この度、KUON Flagship Storeは3周年を迎えます。
お店に遊びに来てくれる方、遠方からオンラインストアをチェックしてくれている方、皆さまのおかげです。
コロナ禍でオープンした3年前は、来店が全くない週もありました。
それが今では、平日も週末も本当に多くの方々が遊びに来てくれて、毎日お店が賑わうようになりました。皆さまのおかげで、やっとお店の基盤が出来てきた気がします。
皆さまのおかげで、『3周年の節目を迎えられる』とKUONチーム一同感謝しております。ありがとうございます。
そんな皆さまへの感謝の気持ちを形にしたいと思い、2023年9月23日(土)、24(日)の2日間、3周年記念イベントを開催させていただきます。
度々お店に足を運んでくれている方も、初めての方も、楽しんでいただけるイベントを企画したので、遊びに来ていただけると幸いです。
それでは、3周年イベントについてご紹介いたします。
先ず1つ目が、
以前ブログでもご紹介したので、既にお馴染みのぼっちりやさん。
そんなぼっちりやさんが、3周年用に秋を感じる事が出来る日本酒を出店販売してくれます。
ぼっちりやさんの店長さんが『秋を感じられて、飲みやすい』って言っていたので楽しみです。
Instagram: @botchiriya_hanaka
そして2つ目が、
以前ゴールデンウィークに、KUON Flagship Storeへ出店してくれたタコス屋さん『COATACO』さんが出店販売してくれます。
・トマトで煮込んだホロホロのお肉とたっぷり野菜がトッピングされた"ポーク"
・プリプリのガーリックシュリンプとまろやかなアボガドの相性抜群な"ガーリックシュリンプ"
前回出店してくれた時よりも、メニューがアップデートされました。
本場さながらの100%コーンのトルティーヤ生地のタコスを是非、お楽しみください。
Instagram:@coataco
2023年秋冬コレクションも続々と入荷してくるこのタイミング。
日本酒を飲んで、タコスを食べて、ワイワイと洋服を見ていただけたら嬉しいです。
フリードリンクもご用意いたします。
日ごろの感謝の気持ちを込めたイベントです!
楽しんでいってください。
初めに書きましたが、皆さまのおかげで3周年を迎えることが出来て、皆さまのおかげでお店の基盤が出来てきた気がします。
3周年で基盤が出来て、まだまだこれから...それが楽しみです。
今後も皆さまに楽しんでもらえる、満足してもらえる、行って良かったと思ってもらえる、そんなお店になれば良いなって思ってます。
いつもほんとうにありがとうございます。
KUON Flagship Store 3周年イベント
日時:2023年9月23日(土)・24日(日) 12:00~20:00
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昨年、2022年の秋冬コレクションから一番最初にご紹介したアイテムがKimono Collar Shirtでした。初登場の2022年7月28日にもブログでご紹介しております。
当時のブログで、『力強さを持った面々が入荷してきている』と書いておりますが、その中でも1番最初にご紹介したのがミニマルデザインのKimono Collar Shirt。
そして、23年秋冬コレクション第2弾が入荷したばかりのこのタイミングでも、やっぱりご紹介したいKimono Collar Shirt。
1年が経った今見てもやっぱり良い。
春夏コレクションでは、半袖バージョンやロングバージョンも制作されましたが、どちらも好評でした。
本日は帰ってきたKimono Collar Shirtについて改めてご紹介します。
今季のコレクションテーマは-Voices From The Snow-。
岩手県出身のデザイナーが岩手の長い冬(雪)から気づかされたコトをコレクションで表現しています。
岩手の冬は長い。
雪が降り積もると一面真っ白。
雑音は遮られ、透明で清冽な雪の匂いがあたりを包み込む。
踏みしめる音は『ミシミシ』だったり『ザクザク』だったり。
言い過ぎかもしれませんが、視覚、聴覚、嗅覚、触覚が得る情報はほとんどが雪に関するもの。
雪によって不要な情報は遮断されるからこそ感覚が研ぎ澄まされるのだなと感じます。
対象的に、東京の冬はイルミネーションに彩られ、街中でクリスマスソングが流れていて歩くだけで余分な情報が勝手に入ってきてしまう...
個人的には、今季のコレクションに『そぎ落として残った大切なもの』や『簡素だけど贅沢なもの』など侘び寂びに通じる美意識を感じました。
書いていて思いましたが、KUONの根本的なデザインコンセプトに通じるものですね。だからこそ、Kimono Collar Shirtのミニマルなデザインは今季のコレクションにもしっくり来るのですね。
Kimono Collar Shirt
Color: Black, Olive
安定のブラック、そして新色オリーブの2色展開。
着物っぽいんだけど、曲線的なカットであくまでも洋服として昇華された襟。
バックは衣紋(後ろ襟)を抜くことで着物らしさを表現。
上辺をなぞった『和服インスパイアの洋服』ではなく、パターンを理解しているからこそ可能な『和洋折衷』です。よく言われることですが、ミニマルなデザインにこそデザイナーの美意識や経験が詰まっています。
おそらくアップデートされ続けて、定番的な存在になっていくんだろうな―と思います。
(160cm, Lサイズ着用)
2サイズアップのLサイズをジャケット感覚で着用。
サイズ感と襟の開き具合はリラックスした雰囲気ですが、高密度な平織りコットン生地が持つ上品な光沢感のおかげで、だらしなくは見えません。
(175cm, Lサイズ着用)
オリーブはミリタリーっぽく見えるかもしれないから、前のボタンを全部閉めて襟のユニークさが際立つように着用したらバランスが取れるかな?デニムにオリーブを合わせるとちょっと無骨すぎるかな?Vゾーンから見えるTシャツの色は…
など色々考えましたが、余計な考えはそぎ落として、シンプルに想いのままに楽しんでください。
シンプルだけど唯一無二なシャツ、いかがでしょう?
最後までありがとうございました。
本日ご紹介したアイテムはこちら。
]]>2023年秋冬コレクション第2弾が8月26日(土)に販売開始となります。
※店頭 12:00販売開始 / オンラインストア 20:00頃販売開始
今回は、第2弾で入荷するアイテムのなかから一部ピックアップしてご紹介いたします。
ちなみに今回の入荷では、前回即完売のIndigo Denim Hakama Trousers(通称ハカマパンツ)が新色を加えて再入荷!
前回はブログでご紹介する前に無くなってしまったので、最後にハカマパンツについても書いていきます。
フーディー
Kumihimo Hoodie
Color: Light Gray , Beige , Dark Gray , Orange
Quarter Zip Hoodie
Color: Light Gray , Indigo , Dark Gray
衿の立つ大き目のフーディ。
リブはオリジナル編立仕様で、丈夫さとデザイン性両面で活躍。
スウェット&ロングスリーブTシャツ
Sakiori Trimmed Hem Sweatshirt
Color: Light Gray , Charcoal
Boro Trimmed L/S T-shirt
Color: White , Black
『裂織』と『アップサイクルボロ』
説明不要のKUON シグネチャーですね。
2023年秋冬コレクション第2弾の中から一部ご紹介させていただきました。
フーディもスウェットもロングスリーブTシャツもカラーバリエーションが豊富なので、発売時にチェックしていただけると幸いです。
もちろん入荷後には、ひとつひとつブログでもご紹介させていただきます。
最後に...
2023年春夏コレクションの展示会でオーダーして、店頭に届いてからずっと穿いているハカマパンツ。前回入荷時は即完売だったのでやっとご紹介できます。
「とても気に入っているし、手放さずにずっと所有していたい』そんなアイテムです。
Indigo Denim Hakama Trousers
Color: Indigo
Black Denim Hakama Trousers
Color: Black
今季は新色にBlackデニムを迎えて、IndigoとBlackの2色展開。
商品の説明や、Indigoデニム、Blackデニム、それぞれの生地の説明は発売時に商品ページをチェックしていただくとして...。
『何故、こんなにも気に入っているのか?』をお伝えしたいです。
『袴』+『デニム』
伝統的な和服の『袴』と屈強ワークウェアを象徴する『デニム』。
相反する2つのものが組み合わさって、デザインされたパンツ。
どんな形かとても気になりました。
『そして穿いてみる』
ワイドなシルエットにストンと落ちるつくりは袴そのもの。
さらに、高密度でハリのあるデニム生地が、立体感、フロントのタックにメリハリを生み出します。
伝統的な和服の『袴』と屈強ワークウェアを象徴する『デニム』。
相反する2つのものが組み合わさって、突飛になるのではなく、安心感の有る新鮮さを楽しめる。
密度があってハリのあるデニム生地ですが、生地と身体の空間を大きく取ることで、身体の動きに合わせて揺れてなびくので動きも楽しめる。
175㎝でLサイズを着用しております。
ウエストはギュンっと縛って、ワイドなシルエットと袴さながらの裾の長さを楽しんでいます。
インタック
アウトタック
また、ウエスト部分のボタンでインタック、アウトタックの調整可能です。
経年変化が楽しめるロープ染色のデニム生地に、2つの表情が楽しめるウエストボタン。
常に新鮮さを感じながら日々穿くことが出来るのも、手放さずに大事に穿きたいと思える要因の1つです。
『来年の今頃には綺麗なインディゴブルーに変化しているかなぁ?』と楽しみながら穿いて行きたいと思います。
昔合気道をやっていた時に、袴を穿くと自然と背筋が伸びたのを思い出しました。
『袴パンツを穿いて、背筋を伸ばしていきましょう』
最後までありがとうございました。
Quarter-Zip Hoodie
Kumihimo Hoodie
Sakiori Trimmed Hem Sweatshirt
Black Denim Hakama Trousers
2023年秋冬コレクションの第2弾も是非お楽しみください。
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趣味は何ですか?と聞かれたら返す答えが4つあります。
その中の1つがお酒。
今までの人生で、お金を一番使ったのは洋服よりもお酒な気がします。
頑張った日のビールや、景気づけに流し込むテキーラや、毎年11月に解禁される記念のボジョレーヌーボーや、背伸びをして飲む日本酒。
味はもちろん色々な飲み方を楽しめるお酒。
なによりお酒の場ではみんな楽しそうだし幸せそう。
お酒のことを考えていたら、飲みたくなってきました。
『今日は早く仕事を終わらせて、お店の近所のぼっちりやに行こうかな~』
そんな感じで、KUON neighbors第3弾。本日はぼっちりや糀薫さんのご紹介。
お酒好きの皆さまは必見です。
(この灯に...仕事帰りは惹きつけられます)
KUON Flagship Storeから歩いて1分ぐらいのところにあるこちら。
高知県のお酒や名産品などを販売しているお店。
冷蔵庫にずらっと並んだ希少な冷酒やビール。
販売もしているし、角打ちが楽しめる。
そしてそして、店長さんやスタッフさんも暖かいし、『こんな日本酒が飲みたい』ってリクエストをするとドンピシャな日本酒を提供してくれて、ついつい飲みすぎるし食べ過ぎる。
気が付けば『ぽわぽわ』っと気持ちよくなっています。
お酒やお惣菜で四季を感じることが出来るのも、ぼっちりやさんの楽しみ方な気がします。
今の季節は、さっぱりとしたところてんがおすすめです。
ちなみに、常連さんの中では、お店に着くと身体を冷やすために先ず日本酒セラーへ駆け込むのがブームだそうです。(笑)
お昼からやっているのでKUONにお越しの際は、遊びに行ってみてください。
(週に何回かやっているランチの日も気になります)
1人で行っても居心地が良いので、私は仕事帰りにふらっと1人で立ち寄ることも。
普通に生活していたらなかなか出会うことのないような方々とお話も出来るし、世界が少し広がります。
そして、元気をもらえます。
今年の6月に開催したKUONの感謝祭イベントでは、ぼっちりやさんに【KUON×ぼっちりや糀薫】コラボカクテルをKUON STOREにて提供してくれてました。
ぼっちりやさんの常連さんもたくさん遊びに来てくれて、気が付けばぼっちりやさんの店内で皆さまがKUONの洋服を着てお酒を飲んでました(笑)
(楽しそうで混ざりたかった)
本当に楽しそう。この笑顔だけで元気がもらえますよね。
最後までありがとうございました。
【ぼっちりや糀薫】
Address: 東京都渋谷区神宮前2-20-10 フジタビル1階
Instagram: @botchiriya_hanaka
2023年秋冬コレクションが徐々に立ち上がってきました。
気持ちはすっかり秋冬です。
ですが、酷暑の影響で毎朝お店に到着するころには、体力が既に50%を下回っていて、そこから勤務開始。
気持ちは秋冬ですが、身体がついて来ない...
ですので、今回は2023年秋冬コレクションの中から涼を感じる小物のご紹介です。
小物もいくつか入荷していますが、涼を感じるインディゴブルーのアップサイクルボロにします。
海・氷・川など冷やしてくれるモノが連想されるインディゴブルーには涼を感じませんか?
また、工場などで余る端切れを使用しているので、全く同じモノのない、1点1点異なる表情を持つアップサイクルボロには、特有の個性もあります。
(手前の右側のキャップが3年近く使用している私物)
ちなみに、私がKUONに入って一番最初に購入したのが、アップサイクルボロのベースボールキャップ。
3年近く使用しているので何回も洗濯しているし、日に焼けてきたし、渋みが増してきて、熟成された表情がお気に入りです。
Hat: Boro Bucket Hat
Jacket: VINTAGE BORO Blazer
Belt: Leather Belt-UPCYCLED BORO TYPE02-
Cap: Boro Baseball CAP
T-shirt: Arimatsu Shibori Panelled Tee
Cap: BORO 6PANEL Cap
T-shirt: Snowflake Printed T-shirt
Bottoms: Washi/Cotton Pleated Tapered Trousers
Belt: UPCYCLED BORO TYPE2 Double Ring Belt
Shirt: Supima Cotton Oxford Button Down Shirt
Bottoms: Washi/Cotton Pleated Tapered Trousers
Belt: Leather Belt-UPCYCLED BORO TYPE02-
アップサイクルボロのアイテムは、夏の強い日差しを浴びることで、モノの持つ美しさが更に増す気がしています。
私と同じように気持ちは秋冬でも、身体がついて来ない方は多いはず。
そんな方はKUONが作る小物もチェックしてみてください。
タックインをした時にチラッと覗くベルト。こういうさり気ないところに気を使えているのはカッコいいですよね。
リングベルトもレザーベルトも最初は固く感じるかもしれません。
ですが、長く使っているうちに自分の身体に馴染んで一体化します。
だからこそ、『良いモノを選んで、消耗品として使用するのではなく、愛を持って長く付き合っていこう』
最後までありがとうございました。
本日ご紹介したアイテムはこちら
]]>私がKUONを知ったのは、たまたまインスタグラムで見た2017年の秋冬コレクションのLOOKを見かけてから。純粋に『カッコいいブランドだなぁ』と興味を持ち始めたのがきっかけです。
↑当時発見したのはこの写真。
KUONを知ったばかりの当時は、すでに洋服関係で勤めていましたが、洋服は『安くたくさん作って、たくさん売る』のマインドでした。
しかし、インスタグラムでたまたま見つけたKUONを調べいくと『襤褸』『裂き織り』『刺し子』など、『たくさん作れるものでもないし、高価なモノ...』
当時のマインドと正反対では衝撃を受けました。
そんな高価なモノをストリートに落とし込んでいたり、飾っておくのではなく、ファッションアイテムとして着て楽しめる洋服が作られていました…知れば知るほどファンになっていった記憶があります。
それから、2021年にKUONチームへ加わってから約2年半。
KUONの洋服をたくさん着てきました。
製品のみならず、閉店後には店頭の鏡の前で多くのトワルも着ました。(※トワルとは、シーチング布を使用して仮縫いしたサンプル)
デザイナーがトワルをチェックして、気になる箇所があると次の日の午前中には修正されたトワルがあって、また試着して、修正しての繰り返し。
まさに『1ミリにこだわるものづくり』を体感。
デザイナーの仕事を間近で見ていて、KUONの服は着た時の高揚感やカッコ良さはもちろんですが、美しさ、ストレスが無いか、動きやすいかなど、買った後のことまで考えていると感じましたし、『パタンナーやテーラーの経験で培ったスキルが活きているんだなぁ』とも思いました。
ちなみに110万円する襤褸ジャケットもガシガシ着用してもらいたくて、肩パットが入ってないので、着心地抜群だし、程よく力が抜けていて『なんか良い』です。
着用してみると着心地の良さに反動を受ける洋服ばかり。
KUONを知るきっかけはインスタグラムで見た迫力ある襤褸ジャケット。
『襤褸ジャケットが本当にカッコいい』
(今でも襤褸ジャケットはいつかお金に余裕が持てるようになったら手に入れたいと思っています。)
ただ、KUONの洋服をたくさん着た今だからこそ思うのは着用したときの、
『なんか良い』
何が言いたかったかというと、着る人のことを想って真面目に作った洋服は、『なんか良い』ってことです。
そんなKUONが作る紳士の定番アイテム。
前置きが長くなりましたが、2023年秋冬コレクションの中からアイテムをご紹介します。
本日ご紹介したいのは、オックスフォードボタンダウンシャツ。
個人的にKUONでこういうシンプルな洋服は新鮮で、反動を受けました。ワードローブには欠かすことの出来ない名脇役的なアイテム。皆さまも一着は持っているはずです。
【Supima Cotton Oxford Button Down Shirt】
Color: White, Sax
シンプルそして定番のオックスフォードのボタンダウンシャツです。
シンプルな定番アイテムだからこそ誤魔化しが効かないアイテム。そして、肌に一番近いシャツだからこそ、作りにこだわった気の利いたモノを選んでほしい。
そんな想いがあるので、KUONが作るオックスフォードボタンダウンシャツを一度お試しいただきたい。
今季のスタイリングを惹きたてる、まさに名脇役です。
背中とカフス部分には細かいプリーツが入っていて、シンプルな定番アイテムですが、遊び心も忘れていません。
そして、ボタンダウンならではの品のある襟に、少し粗さのあるオックスフォード生地のバランス。
是非一度お試しください。
最後までありがとうございました。
本日ご紹介したアイテムは
]]>2023秋冬コレクションは既にご覧いただけましたでしょうか?
まだ、ご覧いただけてない方は是非一度ご覧いただけますと幸いです。
Fall / Winter 2023 -Voice From The Snow-のLOOKも合わせてご覧ください。
・Fall / Winter 2023 Collection
まだまだこれから納品されるアイテムもございますが、LOOKでも度々登場してくる有松絞りのアイテム達はインパクトも強くて今季のキーになっていると思います。
それでは早速、有松絞りについて書いていきます。
『有松絞りって?』って、方もいらっしゃると思います。
先ずは有松絞りとは?から書いていきますのでご安心ください。
愛知県名古屋市有松町でつくられる、布を絞って染める絞り染め技術の総称を『有松絞り』と言います。
江戸時代に誕生して以降人々に愛され続けてきた有松絞りは、1975年に国の伝統工芸品に指定されております。
全ての工程が手作業の為、非常に手間と時間のかかる有松絞り。日本の伝統技術や昔の人々の精神を洋服に落とし込むKUONのクリエイションと、非常に相まっていると思います。
(上記は有松町の街並みです。)
有松町の街並みは、日本建築の美しさを今に伝える貴重な文化財です。
そんな美しい街で有松絞りは行われております。
『何故有松絞り?』
私の個人的な疑問をデザイナーに問いかけました。
LOOKのページでも記載されておりますが、
今季のテーマはデザイナーの出身地、岩手県の雪(冬)からインスピレーションを受けております。
岩手県の冬は、
雪が積もり、空気が澄んでいて、積もった雪で雑音は遮られて静かで、月明かりに雪が反射していつも以上に辺りが明るく見え、勝手に様々な情報が入ってくる東京の街とは違い、五感を刺激されたそうです。
『何故有松絞り?』
デザイナーが感じた、岩手県の雪の降る風景や雪をストライプで表現したかったから、機械的なストライプではなく、雪の儚さを有松絞りの持つニュアンス的な美しさで表現したいと思って有松絞りを選んだそうです。
有松絞りを見たときにとても納得しました。
ちなみに、
KUONでは私が入る前にも有松絞りを使用したことがあったそうです。
最後に有松絞り工房と作業の様子をお届けします。
絞り染めする間隔ごとに印をつけて、2.5mの生地を蛇腹に折って固定。
↓
筒状のモノに蛇腹に折った生地をきつく巻いて
↓
折り目の部分のみ染まるように、紐とテープできつく括り付けていきます。
ここまで全て手作業。
細かい作業だし力も要する作業です。
(白い生地は染色ですが、黒い生地は抜染して柄を入れています。)
↓
染色(抜染)する前に、折り目をつけるめに付けた印を落とします。
また、生地に水を吸わせることで染料を吸収しやすくなります。
↓
染色(抜染)する溶剤が入った高温の鍋の中へ、筒にきつく括り付けた生地を入れて、ジャブジャブと染色(抜染)していきます。
↓
充分に染色(抜染)が出来たら綺麗な水につけて、溶剤を落としていきます。
↓
きつく括り付けた糸をほどいて、キズの有無を確認します。
絞り部分の裏側から湯気をあてて生地を均等に伸ばして、乾かしてやっと有松絞りの生地が完成です。
絞り染めする箇所の印付けも、均等に蛇腹折りしていくのも、本当に時間のかかる細かい作業。
筒に生地を括り付けるときに、圧が弱すぎると折り目部分以外のところも染まってしまう、力と技術のいる作業。
染色(抜染)の鍋につける時間が長すぎると染まりすぎるし、逆に短すぎると色が染まらないし、長年の経験と技術が詰まっています。
染色(抜染)の弱い箇所、色ムラなど1点1点表情が異なるのも有松絞りの面白さ。
職人さんの手仕事だからこそ成せる技を、是非一度ご覧いただけると幸いです。
・Arimatsu Shibori Regular Collar Shirt
・Arimatsu Shibori Long Sleeve T-Shirt
・Arimatsu Shibori Panelled Tee
・Arimatsu Shibori Harington Jacket
※9月入荷予定
最後までありがとうございました。
]]>KUON ホームページにて公開された、KUON Fall / Winter 2023 -Voices From The Snow-のLOOKはご覧いただけましたでしょうか?
少年時代に楽しんだ雪遊び。
大人になってから気がついた雪の持つ美しさ。
少年時代から大人になるまで...
今シーズンのコレクションは、岩手県の雪(冬)が教えてくれたことをインスピレーション源に洋服へ落とし込まれております。
LOOKをまだ見ていない方は、アイテムを見る前に一度ご覧いただければと思います。
Fall / Winter 2023 -Voices From The Snow-
それでは、7月29日(土)より販売開始となる2023年秋冬コレクションの中から一部をご紹介いたします。
立ち上がりノベルティもご紹介しますので、最後までお付き合いいただけますと幸いです。
有松絞りシリーズ
Arimatsu Shibori Regular Collar Shirt
Color: White , Black
Arimatsu Shibori Panelled Tee
Color: White , Black
Arimatsu Shibori Long Sleeve T-Shirts
Color: White , Black
Arimatsu Shibori Bucket Hat
Color: Black
今季のコレクションで用いられている、400年以上続く日本伝統の絞り染め、有松絞りのアイテム達。
有松絞りとは、
愛知県名古屋市有松町で生産される、絞り染め織物。
江戸時代に誕生してから、多くの人々に愛され続けている有松絞りは、国の伝統工芸品に指定されております。
人々の生活に寄り添って今日まで愛され続きて来た日本の伝統技術を洋服に落とし込む。
『まさにKUONらしさを感じませんか?』
デザイナーが有松町の有松絞り工房へ訪問した際に写真を撮ってきてくれたので、"作業風景や工房の様子"、"何故有松絞りなのか?"等を今度詳しくブログでもご紹介します。少々お待ちください。
ちなみに...
Arimatsu Shibori Regular Collar Shirtを着用して、動いた際に摩擦で生じる音は、雪山を歩く時の音に相似しているんだそうです。
目で見るだけではわからない、そういった所も研ぎ澄ましてお試しいただけると、『岩手県の冬をより感じられるのでは?』と思います。
毎シーズン恒例
私だったら何が嬉しいかを考えていたら、
贅沢に有松絞りの生地を使用してしまいました...
喜んでいただけたら嬉しいです。
※店頭で10,000円以上ご購入の方へプレゼントします。
※数量に限りがございますのでご了承ください。
店内も少しずつ秋冬アイテムで賑わってきます。
お近くにお越しの際は、お気軽に遊びにいらしてください。
最後までありがとうございました。
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